習い事をさせることで子どものさまざまな能力を伸ばしていくことが期待できます。
ただ、習い事は費用がかかるため多く習わせることによって高額な費用がかかることもあります。
また、習い事の種類によってかかる費用も違うので注意が必要です。
そこでここでは習い事をする際にどれくらいの費用がかかるのか、ということについて紹介していきたいと思います。
習い事はいくつくらいから始めて、何種類くらい行うものか
習い事にかかる費用については早くから始めるほど、多く習い事をするほど当然ですが高くなっていきます。
習い事の数が増えれば月謝も増えていくからです。
そこでまずだいたいいくつくらいから習い事を始めるのか、何種類くらいの習い事をするのかについて紹介していきます。
いくつから始めることが多いのか
習い事に関しての調査によれば全体の半数ほどが小学校に行く前から何かしらの習い事をしているという結果が出ており、特に4歳、3歳、5歳という順に始めた割合が高くなっています。
自分でできることが少しずつ増えてきており、いろいろなことに興味を持つ年齢がそのあたりであることが関係しています。
何種類の習い事をしているのか
こちらも調査結果によると習いごとをしている数の割合は、
1種類 24.4%
2種類 37.5%
3種類 21.8%
4種類 9.7%
5種類以上 6.6%となっています。
1種類~3種類くらいの習い事をしている子どもが多いという結果となっています。
それほど月謝が高くない習い事でも2~3種類の習い事をしているとある程度の費用がかかってきますし、兄弟がいる場合などはさらに高額になるために注意が必要です。
すべての習い事を合わせたらどれくらいの月謝になるのかを考えることが重要です。
運動系、スポーツ系の習い事にかかる費用とは
習い事にかかる費用はその種類によって大きく違ってきます。
ここではまずスポーツ系の人気の習い事にかかる費用を簡単に紹介していきます。
水泳、スイミングスクール
水泳は昔から現代にかけて変わらず人気の習い事となっています。
基礎体力を向上させるだけでなく、体の使い方を覚えることに適しているためです。
水泳教室、スイミングスクールの月謝は5000~8000円程度のところが多くなっています。
必要な道具は水着、帽子、ゴーグルなどとシンプルなものが多く、それほど高額にならないというのも特徴的です
野球、サッカー
少年を中心に人気となっているのが野球やサッカーです。
これらはクラブチームなどに参加することが多く、月謝5000~8000円ほどに加えて「道具代」「遠征費」などの費用がかかることとなります。
野球であれば、バットやグローブ、ボール、ユニフォーム、などが必要ですし、サッカーの場合もボール、シューズ、ユニフォーム、脛あてなどの道具が必要となってきます。
どちらも練習試合や公式戦に参加することが多く、そのたびに参加費用や遠征費がかかってくるためにそれらも必要な費用となってきます。
ダンス
近年学校教育でダンスが必須科目となったことで人気が高まっています。
ダンス教室では5000~8000円ほどの月謝がかかることとなります。
練習着などは自由でラフなスタイルなことが多いのですが、発表会などに参加する際には衣装代がかかってくることがあります。
また、特に受賞歴のあるような有名な先生に指導される際には月謝が高くなるケースもあります。
芸術系、音楽系の習い事にかかる費用とは
スポーツ系と並んで人気のジャンルが芸術系、音楽系の習い事です。
こちらは月謝以外に道具代や発表会関係の費用がかかることが多くなっています。
バレエ
こちらは体を動かすという意味では運動系でもあるのですが、音楽にのって優雅に踊ることから芸術系に振り分けられることが多くなっています。
子どものうちから習うことで背筋を伸ばして動くということが日常化してくるために美しい姿勢、気品のある立ち姿になると人気です。
バレエ教室では月謝が1万円前後のところが多く、有名な先生に習う場合にはさらに高くなります。
レオタード、タイツ、シューズなどの道具が必要となります。
また、バレエの発表会の際には参加費用や衣装代がかかることとなります。
バレエの衣装は高額なものが多く、5~10万円前後かかるのが一般的です。
習う際にはこれらの費用も合わせて考える必要があります。
日本舞踊
おしとやかな女性を育てるために効果的とされているのが日本舞踊です。
日本の伝統的な舞、踊りを組み合わせたもので動きが上品になるとされています。
ただ、一般的な習い事の教室とは違って流派、家元を選び、それぞれのところで指導を受けることとなるために費用は高額になりやすくなっています。
ピアノ
楽器の習い事は年々種類が増えています。
ギターやドラムなどが人気となってきているのですが、昔から安定して人気となっているのがピアノです。
ピアノを習う際には大手のピアノ教室と地域の個人教室という大きく二種類がありますが、どちらの場合も月謝は7000~1万円程度が相場となっています。
ただ、ピアノの場合は自宅で練習する際にピアノを購入する必要があるため、そちらが高額になる可能性があります。
また、ピアノの発表会の際にも参加費用や衣装代がかかることとなります。
学習系、勉強系の習い事にかかる費用とは
こちらは学校での勉強や進学などにも影響しやすい習い事です。
学習塾や英会話教室などが代表的です。
学習塾、進学塾
勉強や進学に直結する習い事です。
学校の勉強の補助的なものを求めるのか、難関校に合格するための受験用の勉強を行うのかによって大きく費用が違ってきます。
中学受験、高校受験の直前の夏期講習や冬期講習の際には数十万単位の学費がかかる場合もあります。
週に1~2度の学校の授業のフォロー的な学習塾では月謝は数千円~1万円前後のことが多くなっています。
どういった学習を行うのか、どれだけの科目を習うのかによって月謝は大きく違ってきます。
英会話教室
小学校で英語教育が必修化されてきたことによって人気が高まっているのが英会話教室、英語指導教室です。
それほど高額になることは少なく、月謝も5000~8000円程度で、それにテキスト代などの実費がかかるものとなっています。
そろばん教室
実際にそろばんを日常生活で使用することはほとんどありませんが、そろばん教室に通うことによって脳が活性化される、計算が早くなる、思考速度が向上すると安定した人気となっているのがそろばん教室です。
月謝も5000円前後とそれほど高くなく、必要な道具もそろばんとテキスト代程度ですので、あまり費用がかからないというのも人気の理由となっています。
書道教室
こちらもパソコンやスマホの普及によって実際に書道を行う機会は減っていると言われていますが安定した人気を誇っている習い事です。
字を綺麗に書くことは日常生活でも役立つことが多く、集中力を鍛えることができる、落ち着いて振舞うことができるようになるというのも特徴です。
道具は毛筆、硯、半紙、文鎮などですが一度購入するとある程度長く使用できるものもあるため、道具代はそれほどかかりません。
また、月謝も週に1回で3000~4000円程度のところが多く、費用があまりかからない習い事です。
まとめ
習い事を習う際には月謝、道具代、参加費用や衣装代、遠征費などがかかってきます。
習い事の種類によってそれらの費用は大きく違ってきますので、合計でどれくらいの費用がかかるのかをシュミレーションしておくと急な出費に驚くことはないでしょう。



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