ピアノを習うのは子どもだけじゃない?初心者の大人の習い事としても人気になっています

ピアノは比較的昔から子どもの習い事として人気です。

小さいうちからピアノを習うことで音感、リズム感をつけることができるだけでなく、神経系統を発達させる、脳を発達させるなど多くのメリットがあるとされています。

ではそんなピアノは大人が習っても意味がないものなのでしょうか。

実は近年、初心者の大人がピアノを習うことが増えてきています。

そこでここでは初心者の大人がピアノを習うメリットや習う際に気をつけることなどについて紹介していきたいと思います。

そもそも大人がピアノを習うことはできるのか

まず根本的なことですが、ピアノの習い事というと子どもがするものというイメージがあります。

大人、しかも初心者の大人がピアノを習うことは可能なのでしょうか。

これは結論からいうと「可能」です。

最近では大人や高齢者がピアノを習い始めることが増えてきているのです。

どこで大人はピアノを習うのか

大人がピアノを習う方法はいくつかあります。

まず大手のピアノ教室です。

ここではさまざまな大人向けの授業が用意されており、初心者でも問題なく習うことができるようになっています。

また、オンラインレッスンも充実してきています。

仕事をしている人、家事や育児が忙しい人であっても自宅でレッスンを受けることができるので使いやすいでしょう。

他にも地域の自治体が運営しているカルチャースクールなどでピアノ教室が開催されることもあります。

どういった大人がピアノを習っているのか

現在ピアノを習っているのはどういった大人なのでしょうか。

これはさまざまです。

サラリーマンがストレス解消のため、主婦が息抜きや気分転換のため、高齢者が趣味のためなど目的がバラバラのために年齢層もバラバラなのです。

子どもの習い事と違うのは発表会や技術の向上が一番の目的になっていない点だと言えるでしょう。

大人がピアノを習うことの理由、メリット、目的とは

ピアノを習う大人が増えているのはさまざまな理由があります。

ここではそんな理由、メリット、目的などについて紹介していきます。

リラックス、ストレス解消のため

これは特に仕事や家事などで日々を忙しく生活している人に多い理由です。

ピアノを演奏して音楽を奏でることによって心身をリラックスさせてストレスを解消することができます。

単純に音楽を聴くだけでなく、演奏する際には自分のその時の思いや感情を乗せて演奏するために表現して発散することができるのです。

仕事のストレスなどもうまく解消できるでしょう。

こうしたシステムは音楽療法として科学的にも評価されている方法となっています。

共通の趣味を持つ友人を作ることができる

こちらは若い人から高齢者までどの世代にも多い理由です。

ピアノ教室でピアノを習うことでピアノの先生や他の生徒と知り合い、会話をすることとなります。

ピアノを習っていることもあって共通の話題もあるため、スムーズに会話しやすいでしょう。

ピアノのレッスンが終わった後などの時間を使って会話をしたり、意見を交換しあったりするのも良いでしょう。

慣れてくれば発表会やコンサートに参加することもあるでしょう。

そうした場では同じピアノ教室の生徒だけではなく、他の教室の生徒などとも会話することで知り合いになれることがあります。

集中力や記憶力を高める

ピアノを正確に演奏するためには集中力、記憶力が必要となってきます。

楽譜を正確に読み取り、指の動きを覚えてペダルも同時に操作する、そして正しい音を出すためにはそれらが不可欠だからです。

ピアノの演奏に没頭している間は日常生活のことを忘れて気持ちを切り替えるのにも役立ちます。

こうした集中力を鍛えるという機会は日常生活にはあまりないということもあって、ピアノでそれを実践できるのです。

また、高齢者にとっては「記憶する」「指先を使う」「神経を集中させる」というのはすべて認知症の予防にもつながります。

大人がピアノを習う際に注意すること

多くのメリットがあり、それぞれの目的のために習うピアノですが、大人が習う際にはいくつか注意した方が良い点もあります。

ここではそれらの注意点を紹介していきます。

焦ることなく趣味として楽しむ

大人がピアノを習う際には「焦らない」「趣味として楽しむ」ということが重要です。

大人が仕事や家事の合間にピアノを習う際には練習時間やレッスンの時間もある程度限られているために早い上達や高い技術を求めると無駄に焦ることとなってしまいます。

まずは基本の技術を丁寧に覚え、簡単な曲から着実に始めていくのが良いでしょう。

もちろん、それも絶対にしないといけないことではなく気分転換に好きな曲を弾いてみたりするにも良いことです。

毎日少しずつ練習をすると同時にミスをしても気にせず挑戦することで楽しい気持ちを持ったまま続けていくことができるでしょう。

「早く上達しなければならない」「ミスをしてはいけない」と自分を追い込んでしまうとそれがストレスとなってしまうのでピアノが楽しくなくなります。

あくまでも「楽しく続ける」ことを考えて行うと良いでしょう。

少しずつでも良いので練習時間を確保する

楽しんで行うのが最優先なのですが、大人の場合は仕事や家事で忙しいことを言い訳にして練習をサボってしまうということが多くあります。

ピアノのような楽器演奏は何よりも継続的な練習が不可欠です。

10分でも15分でも良いので毎日練習時間を組み込んで生活するようにすることが重要です。

ただ、がんじがらめにしてしまうとそれがストレスとなってきますので、集中できないという時には予定していた曲ではなく弾きたい曲を弾いたり、小さい目標を立ててそれを達成していくような形式にすると続けやすくなります。

初心者の大人が用意するピアノとは

初心者の大人が習い事としてピアノを始める際に本格的なグランドピアノなどは必要ありません。

ここでは初心者におすすめのピアノを紹介していきます。

キーボード

とにかく手軽に簡単に始めたいという人にはキーボードがおすすめです。

キーボードは軽くて運びやすく、しかも比較的安価で手に入るというだけでなく、初心者用のキーボードにはレッスン機能が備わっているものもあるため、自主学習ができるようになっています。

基本的な指の動き、技術をマスターするのには十分な機能があるため、まずはキーボードから始めるのも良いでしょう。

電子ピアノ

こちらもキーボードと同様に初心者におすすめのピアノです。

音量調節ができる、ヘッドホンをつけることができるといった利便性があるため近隣住民に迷惑をかけることなく静かに演奏することができます。

また、電子ピアノには伴奏機能、録音機能などが備わっているものも多く、個人練習をする際に役立つものとなっています。

キーボードや電子ピアノでは物足りなくなってきたらアップライトピアノなどへと変えていくと良いでしょう。

まとめ

近年では友人作り、心身のリフレッシュ、集中力の向上などを目的として大人がピアノを習うということが増えてきています。

初心者向けの講座が用意されているピアノ教室も増えてきていますし、オンラインレッスンも充実してきています。

年齢層も幅広く利用しているものですので、気軽に始めてみると良いでしょう。

関連記事

  1. ピアノの習い事をする男の子が増えている?その理由を徹底解説します

  2. ピアノの習い事をするのは音感を鍛えるだけじゃない?そのメリットについて紹介します!

  3. ピアノを習う際には大手ピアノ教室?個人の先生?それぞれの特徴を紹介します

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA