やはり習い事は小学生が中心!どんな習い事が人気となっている?

近年では幼児教育も盛んとなっており、乳幼児のうちから習い事を始めるということも増えています。

また、サラリーマンや主婦、高齢者などの大人が資格取得や趣味のために習い事をするということも増えています。

ただ、やはり習い事をしている中心と言えば小学生というのは間違いないでしょう。

そこでここでは小学生がどういった習い事をしているのか、今どんな習い事が人気となっているのかについて紹介していきたいと思います。

小学生はどれくらい習いごとをしているのか

小学生は身体も急激に大きくなり始めるとともに言語能力やコミュニケーション能力といったさまざまな能力が成長する時期です。

この時期に習い事をすることによってそれらの能力をさらに向上させることにつながるのです。

小学校以外でピアノや水泳、ダンス、英会話など習うことで学ぶ機会を広げていくことができるでしょう。

実際に厚生労働省が発表している資料である「21世紀出生児縦断調査」によれば小学校3年生のうちの約88%が何かしらの習い事をしています。

ただ、これには地域で行われている無料の体験教室なども含まれています。

民間の教育機関が出している調査結果では小学生のうちの約70%が有料の習い事をしており、約55%が2つ以上の習い事をしています。

何を習っているかについては男女で違いが見られます。

男子では「水泳」「サッカー」「学習塾」が人気となっています。

女子では「音楽関係」「水泳」「通信教育」が人気です。

ランキング上位の習い事を人気順に紹介していきます

最近では習い事も多様化してきており、昔は存在していなかった習い事も増えてきています。

子どもがどういったものに興味を示しているのか、どういった能力を伸ばしていきたいのかといったことを考えて選んでいくと良いでしょう。

水泳、スイミング

小学生のうち約27%が水泳を習っているという結果が出ているほど水泳は人気の習い事です。

小さいうちから水泳を習うことで心肺機能を高める、免疫力を高めるといった効果があり、他のスポーツをする際の基礎体力作りにも役立つとされています。

身体の成長、運動機能の向上、健康維持にも効果があるとされている水泳は昔から現在に至るまで人気の習い事なのです。

また、学校の体育の授業で水泳があるということも水泳が人気の理由です。

みんなの前で泳げないということがないように、水泳を習っておいて学校でしっかり泳ぐということも考えられています。

学習塾、進学塾

こちらも男女問わずに人気の習い事です。

ただ、小学生が塾に通う場合は大きく分けると2つの種類があります。

1つは学校の授業の足りない部分、わからない部分、予習や復習をメインとしている学習塾です。

難しい内容ととにかくさせられるということはなく、学習の基本をしっかりと学ぶということが目的となっています。

小学生のうちに学習習慣をつけておくこと、国語や算数の基礎をしっかりと固めておくことで中学生、高校生になった時にスムーズに学習が進むようにと考えられています。

もう1つのパターンは中学受験などを目的とした進学塾です。

中学受験では一般的な小学校の授業では習わないような内容も出題されます。

そのために受験用の専門的な勉強をしておく必要があるのです。

特に受験算数などはしっかりと受験用に勉強しないとまったくわからないということも多くあります。

このように中学受験を目的として塾に通うという場合もあるのです。

英会話教室

こちらは近年小学校教育に組み込まれてきたことからさらにニーズが高まっている習い事です。

学校での勉強に困らないようにするということもありますし、国際交流が進む現代では語学の必要性もますます高まっていることから保護者が子どもに習わせたい習い事としても上位にランキングしている習い事でもあります。

小学1年や2年のクラスなどでは英語の歌を歌ったり、英語のゲームをしたりすることから楽しみつつ英語に触れていくことができるようになっています。

音楽、楽器

こちらはどちらかというと女子に人気となっている習い事です。

小さいうちからピアノなどの音楽を学ぶことで神経系統や脳の発達が期待でき、集中力や記憶力を鍛えることにもつながります。

昔からピアノが人気となっていますが、最近ではギター、バイオリン、ドラムなど他の楽器を習うということも増えてきています。

また、ピアノを習っていると定期的に発表会などがあり、人前で演奏するという貴重な経験を積むこともできます。

これも将来的に人前で何かを発表するということに対しての能力を鍛えることにつながります。

同じ音楽というジャンルであっても「ダンス」はまた違っています。

ダンスも学校教育で必修化されたことによって人気が高まっているのですが、こちらは全身を使っての運動をすることで音感やリズム感を高めながら心肺機能や運動能力を高めることにつながっていきます。

小学生が楽しみながら通いやすいということもあって、安定した人気の習い事となっています。

通信教育

こちらは昔からあるジャンルですが、近年その内容や形態が変わってきている習い事です。

昔からあるスタイルとしては月に1~数回程度教材が送付されてくるというものがあります。

送られてきた教材を使って学習し、取り組んだものを送り返したり、送られてきたテストを受けて送付したりします。

送られたものは採点、間違いの指摘、添削などが行われて再度送られてきます。

こうして学習をするというのが昔の通信教育でした。

しかしインターネットが普及することによって学習の指示や解説の動画などがパソコン、スマホ、タブレットなどで視聴できるようになってきており、それらを利用して学習するという形態が近年増えてきています。

中にはリアルタイムでやり取りをしたりするような形態のものもあります。

近年急激に人気が高まっている習い事とは

水泳や塾、ピアノのように昔から安定して人気の習い事は今でも変わらずに人気ということも多いのですが、近年急激にその人気を高めている習い事もあります。

そこでここではそういった習い事を紹介していきます。

プログラミング教育

2020年に小学校でプログラミング教育が必修化されたことから急激に増加しているのがプログラミング教育です。

保護者世代にはピンとこない場合も多いのですが、子どもたちはそれほど抵抗なくプログラミング教育を受けています。

プログラミング教育を基礎から学ぶことで、「失敗したことを成功につなげる」「試行錯誤して正解までの道のりを見つける」といった能力が開発されていくために単純にプログラミング教育を受けるというだけでなく、日常生活や社会生活をおくる上でも役立つものとして注目を集めているのです。

科学教室、実験教室

小学生の中には理科、科学が苦手、興味がないという生徒も多くいます。

それは理科や科学が「難しいもの」「おもしろくないもの」と認識されているためです。

ただ、こうした科学教室では簡単な実験などを行うことで楽しみながら論理的思考力を鍛えることができます。

理科というもの、科学というものに興味を持たせるきっかけとしても使いやすく、いろいろな知識を持つことにつながっていくでしょう。

まとめ

小学生のうちはいろいろな習い事をしやすい期間でもあります。

どういったジャンルに才能が発揮されるかがわからない時期だからこそ習い事をすることで試してみると良いでしょう。

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