小さい子がする習い事としてピアノは昔から人気です。
ただ昔はどちらかというと女の子がする習い事というイメージがありましたが、最近では男の子がピアノを習うことが増えてきています。
そこでここではピアノを男の子が習う理由、メリットなどについて紹介していきたいと思います。
ピアノを習うメリットについて
ピアノの習い事をする子どもが多いのにはそれだけのメリットがあるからです。
ここではそれらのメリットについて順に紹介していきます。
絶対音感、リズム感などに影響する
絶対音感を身に着けるのには小さいうちまでというリミットがあります。
小さいうちにピアノを習うことでその絶対音感を身に着けることが可能となるのです。
また同時にリズム感を身体に覚えさせることができます。
リズム感はダンスや楽器演奏などに役立つだけでなく、スポーツや日々の生活にも関係してくる要素です。
こうしたリズム感を身体に覚えさせることができるというのもピアノのメリットとなります。
地道に練習することができるようになる
子どもによっては飽きっぽい性格で将来的に困るということがあるのですが、これは「コツコツと地道に練習する」ということができないことが原因です。
こうしたことは「性格」に関係する部分なので大人になってから改善するのはほぼ不可能な要素となります。
ピアノのような楽器は突然できるようにはなりません。
毎日地道にコツコツと練習することで少しずつ上達していくものです。
こうした練習を小さいうちから行うことで地道に練習するということができるようになるのです。
集中力、精神力を鍛えることができる
飽きっぽい性格ということはコツコツ努力できないだけでなく、「集中する」ということ自体ができないということもあります。
15分間同じことを続けることができないという子どもも多いでしょう。
ピアノは短い時間でも集中して取り組むものですので、集中力を鍛えることができます。
また、ピアノは情操教育にも使われるものです。
ピアノに触れることで音楽性を通じて精神力を鍛え、心を豊かにしてくれます。
頭が良くなっていく、脳が活性化する
こちらがピアノが注目される大きな理由となっているメリットです。
ピアノは指先だけでなく、足でペダルを踏んだり、楽譜を覚えたり、自分で演奏している音を聴いたりという動作を同時に行っていくものです。
こうした作業によって脳が活性化され、脳の発達に影響すると言われています。
特にこうした発達が進む幼少期にピアノを習うことで脳が刺激され、「頭が良くなる」ことにつながると言われています。
ピアノは男の子に向いている?
ピアノというと女の子が習うというイメージがあるかもしれませんが、実はピアノは男性が演奏するのに向いていると言われることがあります。
ここではピアノが男の子に向いていると言われる原因について紹介していきます。
手の大きさ
ピアノを演奏する時には離れた鍵盤を同時に弾くことがあるために手が大きい方が有利となる曲があります。
もちろん大きければ良いというわけではなく、細かく器用に動かすことができるということも条件となります。
ただ、絶対的に男性の方が手が大きいことが多いため、男の子の方が有利になる場合があるのです。
筋力面、体幹の強さ
ピアノは繊細な楽器のようですが、実は非常に筋力と体幹が必要となる楽器です。
ピアノで演奏される曲の中には10分を超えるようなものもあります、こうした曲を身体全体を使って演奏し続ける必要があるため、筋力がないと耐えきれるものではありません。
また、体幹が弱いと姿勢を保ったまま演奏し続けることができません。
こうした筋力や体幹の強さに関しても男性の方が優れていることが多くあります
体力、持久力
長時間に渡って演奏する、練習を続けるという持久力がなければピアノを安定して演奏することができません。
こうした体力、持久力についても男性が有利になることがあります。
実際に男の子がピアノを習う際に注意するポイントについて
では男の子が実際にピアノを習う際にはどういった点に注意すればよいでしょうか。
ここでは費用や始める年齢、教室選びなどについてまとめて紹介していきます。
何歳から始めるのが良いか
ピアノを習う際には男の子も女の子も早い方が良いと言われています。
では実際には何歳から始めるのが良いのでしょうか。
ピアノ教室によっては乳幼児からピアノに触れるというコースがあるかもしれませんが、3歳くらいまではピアノの前に長く座っていられませんし、身体が発達していないためにうまく弾けないことも多くあります。
現実的には4歳以降くらいが理想です。
脳の発達は小さい時の方が良いとされていますので、このくらいになると習い始めるのが良いでしょう。
ただピアノを習う際には、技術面よりもどちらかと言えば本人の性格が大きく関係してきます。
向ていない子どもにはかなり厳しい習い事となるため、本人の性格を見て判断していくことをおすすめします。
ピアノを習うのにかかる費用は
ピアノを習うのには費用がかかると言われていますが実際にどれくらいかかるのでしょうか。
まずピアノ教室に払う「入会費」「授業料」「月謝」などがかかってきます。
月謝についてはたいていの教室で5000~1万円程度のところが多いのですが、有名な先生が指導する場合には一気に高額になる場合があります。
それに加えて家で練習するのに自宅にピアノが必要となってきます。
もちろんピアノも子どもの練習用のものから本格的なグランドピアノまでありますので一概には言えません。
その他、イスや踏み台、楽譜、メトロノームなどが必要となってきます。
さらにピアノを習っていてかかるのが発表会に関する費用です。
半年~1年に一度ほどの頻度で発表会に参加することが多いのですが、この際に参加費用と衣装代がかかることとなります。
ただ衣装代については女の子の方がかかる傾向があり、男の子はシンプルなスーツがあれば大丈夫なのである程度は抑えることができます。
ピアノを習う際にはこれらを含めて費用を算出していくと良いでしょう。
ピアノ教室の選び方
男の子がピアノ教室を選ぶ際には、その教室が男の子の扱いに慣れているかどうかがもっとも重要となります。
例えば教室に男の子が在籍しているのであれば、先生も男の子を教えるのに慣れているので安心です。
また、男の子は女の子と比べると集中力がなく、飽きっぽい性格でやんちゃな場合もあります。
そうした男の子の扱いになれているベテランの先生が指導してくれるのであれば良いでしょう。
繊細な女の子しか指導した経験がない先生の場合は男の子をうまく扱えないということがあります。
男の子の扱いに慣れている先生であれば、うまく褒めたり、ゲーム感覚で少しずつ上達させていったりすることができるので、飽きてしまうことなく続けることができる場合があります。
まとめ
ピアノというと女の子が習う習い事というイメージがありますが、最近は男の子が習うことも増えてきています。
体力や筋力、手の大きさといった面では男の子が有利になる部分もあるので、男の子が習うのに不思議はありません。
むしろピアノを小さいうちから習うことで集中力を鍛えたり、脳の活性化を促したりすることができるためにメリットも多くあります。
本人の性格にもよりますが、ぜひ男の子にもピアノを習わせてみることをおすすめします。
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