ピアノの習い事をするのは音感を鍛えるだけじゃない?そのメリットについて紹介します!

子どもが行う習い事にはさまざまな種類のものがあります。

ピアノもそのうちの一つですが、ピアノを習っても「ピアノの技術が上がるだけ」「音感が向上するだけ」と思われる場合もあります。

逆にピアノは「お金がかかる」ということで習い事として避ける場合もあるかもしれません。

そこでここではピアノを習い事として行うことのメリット、デメリットについて紹介していきたいと思います。¥

ピアノを習うことによって得られるメリットとは

ピアノを習うことによって音感やリズム感だけでなく他にも多くのメリットを得ることができます。

ここではそれらのメリットについて順に紹介していきます。

 

脳への影響について

ピアノを演奏するときには右手と左手の10本の指をバラバラに動かす必要があるだけでなく、足はペダルを踏む必要もあります。

手の指と足を同時に動かしてピアノを演奏することによって脳に影響を与えます。

右脳と左脳をつないでいる神経束に「脳梁」と呼ばれる部位があるのですが、ピアノを演奏することでこの脳梁が太くなるということが判明しています。

特に「言語」に関する能力が向上するとされており、知能の発達に大きく影響するとされています。

また、ピアノを演奏することで平衡感覚、思考などに関係する「小脳」、記憶を司る「海馬」、創造性や思考を司る「前頭葉」も発達していくと言われています。

脳の発達は6~7歳ごろまでが中心となるため、小さいうちからピアノを演奏することは脳の発達に大きく影響すると言えるでしょう。

 

音感、リズム感を向上させる

こちらはイメージしやすいかもしれません。

ピアノの習い事をすることで音感やリズム感を向上させることが可能となります。

音感とは「音の高さと低さを判断する能力」のことを指しており、「絶対音感」「相対音感」とがあります。

絶対音感は何か音がした際にその音の高さを瞬時に判断する能力で、この能力は幼少期にしか身につけることはできないとされています。

相対音感は一定の音を基準として、その他の音の高さを判断するものでこちらは大人になってからでも訓練することで身につけることが可能です。

幼少期から音感を身につけることによって楽器演奏力やダンス力が向上するだけでなく、外国語などの言語の習得にも良い影響を与えるとされています。

 

集中力、暗記力、度胸を身につけることができる

ピアノを演奏する際には手の指と足を同時に動かす必要があるために脳が活性化されていきます。

また、自分が演奏している音を聴いて確認しながら演奏をしていかなければいけないために集中力が養われます。

集中力は勉強、スポーツなどあらゆることに影響してきますので、これを鍛えておくのは非常に重要と言えます。

さらにピアノを演奏するには楽譜を覚える、手や足の動きを覚えることが必要となってきますので、暗記力も鍛えられていくこととなります。

こうした暗記力は演奏する曲が難しくなるほどより鍛えられます。

そしてピアノを習っていると数ヶ月に1度程度のペースで発表会に参加するのが一般的です。

幼少期から大勢の前でピアノを演奏することで徐々に慣れていき、人前に立つということに対しての度胸がついていきます。

 

ピアノを習うことのデメリットや注意点とは

脳の発達などメリットの大きいピアノの習い事ですが、実際に習う際にはいくつかのデメリットや注意点もあります。

ここではそれらのデメリットや注意点を紹介していきます。

 

費用がかかる

ピアノは習い事の中でも費用がかかる習い事とされています。

ピアノ教室への月謝については他の習い事のように先生一人が多くの生徒を見るという形式ではなく、マンツーマン指導になることが多いため割高に感じるかもしれません。

そしてピアノの習い事でもっとも費用がかかるのが「ピアノの購入」です。

本格的にピアノを習っていくためには自宅での練習は欠かせなくなります。

ピアノには数万円単位で購入できる電子ピアノから数百万円するようなグランドピアノまであり、その購入費用がかかってくることには注意が必要です。

 

自宅で練習する際の防音対策や近隣への配慮が必要となる

自宅でピアノを演奏する際には「音」に注意が必要です。

イヤホンなどを接続できるタイプのピアノであれば問題ないのですが、演奏音がそのまま出てしまうようなピアノの場合は「戸建てなのかマンションなのか」「演奏する時間帯」などに配慮が必要となります。

しかしピアノの上達には練習時間が必須です。

幼少期であれば毎日数十分、成長につれて数時間が必要となってきます。

この時間の確保のために早朝や遅い時間帯にピアノを演奏することで近隣住民から「騒音」と受け取られることがあり、近所トラブルの原因となる場合があります。

演奏する時間帯に配慮する、演奏する部屋の防音対策を行うといった配慮をしなければいけません。

 

ピアノを習う際のポイント、ピアノ教室の選び方について

実際にピアノの習い事をする際にはピアノ教室を選ぶ必要もありますし、何歳くらいから習うのかを考える必要もあります。

ここではそういったピアノを習う際のポイントを紹介してきます。

 

ピアノの習い事をするのは何歳からが良いのか

ピアノの習い事をするにはいくつからが良いということについてですが、実際には「早いほど良い」というのが答えとなります。

実際にピアノを演奏するにはある程度体が大きくならなければいけないイメージがありますが、ピアノ教室の中には1~2歳から年齢に合わせてレッスンをしているところもあります。

3歳ごろから耳の発達があり、4~5歳ごろには脳が急激に発達するとされています。

絶対音感を身につけさせたい場合などはこの年齢までに始める必要があるとも言えます。

ただ、ピアノ教室で習う際に使用するピアノは大人が使用するピアノと同じものを使う場合が多いので小さい子どもの体には大きな負担がかかることとなります。

指などの負担を考えながらレッスンをすることが重要です。

 

ピアノ教室の選び方

ピアノ教室には個人で行っているところから大手のチェーン店までさまざまなものがあります。

それぞれの先生、教室によって教え方が違っているためにその子どもの性格や目標に合った場所を選ぶことが重要と言えます。

 

まず最優先で考えたいのは「子どもと先生の相性」です。

子どもにやる気があっても先生との相性が悪いと子どものやる気がなくなってしまい、ピアノを嫌いになってしまうこともあります。

教え方、話し方が子どもに合っているかを重視しましょう。

多くのピアノ教室では「見学無料」「無料体験」「初回無料」などが設定されています。

こうしたものを利用して子どもと先生の相性を確かめてから選ぶと良いでしょう。

子どもの習い事としてのピアノの場合は高い技術を教えることができるかどうかよりも相性の方が重要なのです。

また、ピアノ教室によってはレッスン中ずっと保護者が傍にいることを求められる場合もあります。

どのようなシステムなのかも無料体験の時に確認しておきましょう。

 

まとめ

ピアノの習い事は音感やリズム感を向上させるだけでなく、脳の発達や集中力、暗記力を向上させる効果も期待できます。

他の習い事と比べて費用が高くなる場合があるのですが、メリットも大きい習い事と言えるでしょう。

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