習い事というと子どもがするものというイメージがあるかもしれませんが、最近ではさまざまな目的で大人が習うことも増えてきています。
そこでここでは大人がダンスを習うことについてのメリットについて紹介していきたいと思います。
大人がダンスを習うことのメリットとは
趣味としてダンスを習うという人もいますが、実は大人がダンスを習うことにはさまざまなメリットがあります。
ここではそれらのメリットについて紹介していきます。
身体の健康サポート、基礎代謝向上
大人が不健康になる大きな理由の一つに「運動不足」があります。
ダンスは全身運動の有酸素運動ですので、筋力の向上とともに柔軟性を鍛えることができ、心肺機能への効果も期待できます。
さらに基礎代謝を高めることで免疫力の向上にもつながってきます。
体を動かすということが健康につながると言えるでしょう。
脳の活性化と認知症の予防
ダンスをする際には振付を覚える必要があります。
覚えた振付を思い出しながら体を動かすことが脳に刺激を与えることにつながります。
こうして脳が刺激されることによって集中力、記憶力が鍛えられていき、認知機能が向上します。
年齢を重ねるとどうしても認知症の発症リスクが高まってくるのですが、ダンスをすることで認知症の予防効果が期待できるのです。
社交性の向上や友人作りの場となる
大人になってから新しい友人を作るのは難しいとされています。
同じ趣味やスポーツなどを通じて友人を作ることができれば理想とされているのですが、ダンスはそれにうってつけの場となります。
ダンスを一緒に練習をすることで友人意識が高まりやすく、コミュニケーションも取りやすくなります。
こうして社交性も向上することが期待でき、友人を作りやすくなっていきます。
ストレス解消、メンタルヘルスの改善、リフレッシュ効果
大人といえば仕事、家事、育児などによって自分の時間がなくなり、それがストレスになっていることもあります。
しかしダンスをすることで自分の時間を作ることができ、それがストレス発散にもつながっていきます。
また、こうしてリフレッシュすることによって心身をリラックスさせることができ、メンタルヘルスの改善にもつながっていきます。
年齢を重ねても続けることができる
野球やサッカーなどのスポーツはある程度の年齢を超えると全力で参加するのが難しくなってきます。
しかしダンスは年齢を問わず楽しむことができるものですので、年齢を重ねても問題なく続けることができます。
ダンススクールによっては大人だけのクラスが設定されている場合もあるので、年齢を気にせず参加することができます。
ダンスの種類とは
「ダンス」と一言でいっても実は多くの種類のダンスがあります。
ここでは大人から始めることができるダンスをいくつか紹介していきます。
K-POPダンス
近年、若者の間で流行している韓国アーティストの振付でダンスをするのがこちらのダンスとなります。
YouTubeやTikTokに多くの動画が掲載されているために、いつでもそれらを見ながら練習できるという気軽さがあります。
最近では本格的にレッスンに取り入れているダンス教室や、体を動かすきっかけとして取り入れているところも増えてきています。
かなり運動量は高いものとなりますが、迫力がある、キレがある、見た目にカッコイイということで大人になってから始める人もいます。
運動不足解消、ストレス発散に大きな効果が期待できるダンスです。
フラダンス
K-POPダンスほど激しいダンスは避けたいという人におすすめなのがフラダンスです。
こちらはハワイの民族舞踊であり、ゆったりとした動きで風や木々、太陽などの自然を感じさせるダンスが特徴となっています。
特に大人の女性のなめらかな動きによって艶やかさ、セクシーさを表現することに向いています。
基本的なステップを繰り返すことが多いため、それほど覚える動きは多くありません。
また、激しいステップを踏むわけではないので小さな子どもから高齢者まで踊ることができるというダンスとなっています。
ハワイの明るくゆったりとした音楽にのせて体を動かすことでリラックス効果も期待できます。
ジャズダンス
ジャズダンスはバレエの要素を含みながら激しさも加わっているアメリカ発祥のダンスです。
ジャズの音楽にのせてバレエの動きも取り入れて踊ります。
ミュージカルなどでも取り入れられることが多く、そうした舞台で見かけることが多いかもしれません。
音楽のノリが良く、セクシーかつパワフルな動きで踊るために人気のダンスとなっています。
ただ、ステップがそれほど簡単ではないためにバレエの素養がない人にとっては苦戦するかもしれません。
ダンス教室などでは初心者向けのジャズダンスレッスンも用意されていることが多いので、まずは基礎から習っていくと良いでしょう。
ベリーダンス
こちらは大人の女性に人気のダンスです。
中東地域が発祥と言われており、女性がなまめかしく妖艶な腰使いで踊るのが特徴的です。
ダンス自体も官能的な動きであることに加えて、ダンスを踊る際の衣装も露出度の高いものを着用しているために最初は恥ずかしいと感じることがあるかもしれません。
ヒップスカーフをひらひらと揺らしながら踊っていくことで日常とは違った感覚を楽しむことができます。
また、腰の動きにかなり特徴があり、インナーマッスルが鍛えられることによってウエストが細くなる、くびれが強調されるというメリットもあります。
ダンスの選び方と注意点について
ダンスにはいろいろな種類があるため、どのダンスにすれば悩んでしまうかもしれません。
また、大人がダンスを習い始める際にはいくつかの注意点もあります。
ここではそれらについてまとめて紹介していきます。
ジャンルや目的に合わせてダンスを選ぶ
ダンスを選ぶ際には目的に合わせて選ぶのがおすすめです。
有酸素運動、全身運動が激しいヒップホップやズンバなどはスポーツジムなどでも多く取り入れられているダンスです。
こうした激しいダンスをすることでダイエット効果が期待できます。
そこまで激しい運動を求めていない場合はフラダンスや社交ダンスなどがおすすめです。
これらのダンスは体を動かすだけでなく、友人作りにも適しています。
また、ダンスを選ぶ際には音楽のジャンルで選ぶという方法もあります。
クラシック音楽であればバレエ、ジャズ音楽でればジャズダンス、韓流音楽であればK-POPというように好きな音楽から選ぶというのも良いでしょう。
ケガには注意が必要
大人がダンスを習う際に気を付けることは「ケガ」です。
特に習い始めのことは柔軟性が足りない、筋力が足りないということがあるため、急に激しいダンスを踊ると関節を傷める、筋肉痛になる、骨折するといったことがあります。
最初から急激に激しいダンスを踊るのではなく、慣れてくると同時にペースを上げていくと良いでしょう。
また、柔軟性を高めるためにストレッチや準備運動などは必ず行うようにしましょう。
まとめ
子どもの習い事としてダンスが人気になってきていますが、ダンスは大人の習い事としても人気となっています。
ダンスにもいろいろと種類がありますし、ダンス教室では初心者向けの講座も開かれています。
健康維持やストレス解消、友人作りなどメリットが多いダンスをぜひ習ってみましょう。
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